【札幌市の屋根専門業者】株式会社マツモトルーフ代表の松本です。
札幌市西区S様邸では、天井から2箇所の雨漏りがありました。1箇所はハウスメーカーで補修したことがあるものの、もう1箇所は原因が分からないとのことで、当社で調査を進めました。
今回は本屋・バルコニー・下屋根の防水を改修しました。漏れている部分の確認に加え、排水口へ水が流れにくい屋根の勾配や、濡れた木下地、手摺の下部も手を入れています。
2016年1月8日に旧ブログで紹介した施工事例です。
2箇所の雨漏りと、既存防水の状態を確認


S様邸の屋根は、塩ビ製のシートと、塩ビで被覆した鋼板を組み合わせたハウスメーカー独自の防水仕様でした。既存防水の状態も踏まえ、部分的な補修だけでなく、シート防水による全面改修をご提案しました。
本屋は除雪から。帯状板金を外して不具合を確認

冬の工事だったため、まずはしっかり除雪しました。その後、帯状の板金とコーキングを撤去し、下地を調整していきます。


帯状板金を外すと、その下に不具合箇所が見つかりました。上から見える表面だけで補修箇所を決めず、重なっている部分を開いて確認してから、次の防水を施工します。
防水の張り替えに合わせ、排水口までの水勾配も調整

本屋では、排水口へ雨水が流れにくいことも問題でした。そこで、屋根の傾斜を利用し、断熱材を排水口に向かって斜めに設置して、水が流れる勾配を調整しました。


勾配を整えたあと、サンタックIB製の塩ビシート防水の下地を作り、シートを敷き込んでいきます。


外周の上端を覆う部材が「笠木」です。ここは笠木をいったん外し、防水シートを立ち上がりへ巻き込んでから復旧しました。さらにコーキングでの防水処理も行い、屋根面だけで終わらせず、外周まで納めています。
バルコニー・下屋根へ。濡れた木下地は乾かしてから施工
本屋に続き、バルコニーと下屋根の工事を進めました。ここからはバルコニー側の工程です。保護マットの下の防水を確認すると、相談時に原因が分からなかった、残り1箇所の不具合も見つかりました。


既存防水を剥がし、その下の木材まで確認しました。木下地の強度を確かめ、濡れていた木材を乾かしてから作業を再開しています。濡れた状態のまま新しい防水で覆わず、下地を整える工程が必要でした。


バルコニーにはエアコンの室外機もありました。移動しながら作業を進め、床面だけでなく、壁際の立ち上がりにも防水シートを施工しました。

手摺の下部は、補強と止水を兼ねた特注水切りで納める

手摺の下部には、その現場に合わせて製作した水切りを取り付けました。水を止めるだけでなく、手摺の補強も兼ねる部材です。新しい防水に張り替える機会に、こうした取り合い部分も一緒に見直しました。

最後にベランダの保護マットを復旧し、すべての工事が完了しました。
本屋の施工前・施工後


本屋は、防水面の更新と排水口へ向かう勾配調整を行い、外周の立ち上がりまで仕上げました。バルコニー側は、木下地の確認・乾燥から始め、室外機まわりと手摺下部まで施工しています。場所ごとに状態を確認して、必要な下地処理と納まりを選びました。
同じような雨漏りで困っている方へ
雨漏りが複数箇所にあるときは、漏れている部屋と位置、雨や雪解けなど漏れたときの状況、過去に補修した場所をお知らせください。以前の補修資料や、室内から撮れる雨染みの写真も調査の手がかりになります。
今回のように、重なった部材を外して不具合が見つかることもあります。防水面だけでなく、水の流れ、下地の状態、壁や手摺との取り合いまで確認して、修理範囲を判断します。
同じハウスメーカーでも屋根の仕様はさまざまです。ご自宅の防水や排水の形を知りたい方は、セキスイ系住宅の屋根防水を写真で見分けるページも参考にしてください。屋根に上がって確認する必要はありません。お持ちの図面や写真からご相談いただけます。
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