札幌市白石区T様邸 屋根融雪工法すがもれ修理工事

屋根簡易ダクトすがもれ修理 すが漏れ

札幌市白石区で屋根融雪工法での「すがもれ」修繕工事のご紹介です。

屋根融雪工法について(簡易ダクト工法)

元々の屋根は三角屋根(片流れ傾斜)の形状でしたが、お隣様の敷地への落雪の問題等で、屋根融雪工法にリフォーム済みの状態でした。
過去に屋根融雪工法が流行した時期があり、現在でも札幌市内など住宅が密集した地域には数多くの融雪工法の屋根がございます。
屋根融雪工法の仕組みは以下のイラストをご覧いただければと思いますが、簡単に説明しますと屋根の先端に三角形のダムを設けて、既存の屋根傾斜を利用して屋根の先端に雪を集積して、電気式のヒーターで雪を溶かし、排水口から外に露出した排水管を通して排水する工法が一般的です。
簡易的なスノーダクト工法(無落雪屋根)のようですので、一般的には「簡易ダクト工法」と呼ばれる工法で、弊社でもお隣様への敷地が極端に狭いケースや、過去に落雪によるトラブルが起こった場合など、雨水から氷柱の問題も全て自宅で完結したいお客様には、最終手段としてご提案させていただく場合もございます。
なぜ最終手段かというと、全て自宅で完結できるとても大きなメリットはあるのですが、デメリットも多数ございます。
大きなデメリットとしましては、先ず電気式のヒーターを常時使用して雪を溶かす工法ですので、電気料金が月に数万円掛かります。
基本的には融雪ヒーターを入れっぱなしにしなければならないので、シーズン通して10万円を超えるケースもあります。(最近では排水管のヒーターはサーモ付きで自動制御する製品もあります)
※以前は割安な融雪用電源の契約が可能でしたが、現在は新規加入は出来ません
その他にも、定期的なヒーターの交換なども必要となり、とにかく維持費が掛かります。

簡易ダクト工法イラスト

すが漏れの原因

既存の屋根板金をそのまま利用して工事するケースが多く、融雪ダクト部分と既存の屋根の継ぎ手部分からの「すがもれ」事故が多発しています。
今回のT様邸も同様に、簡易ダクトと屋根板金の継ぎ手からの「すがもれ」が1番の原因でした。
融雪工法とは言え、ヒーターの表面温度はそれほど高くなく、外気温の寒暖差などで溜まった雪が凍りついてしまうケースもあるため、氷のダムが出来てしまい雪解け時期には大きな水溜りとなり「すがもれ」する事例が多いです。

簡易ダクト屋根

冬場に「すが漏れ」事故が起きた場合はとにかく、融雪部分の雪下ろしを行うのが必要です。

簡易ダクトすがもれ

融雪ヒーターか稼働していても、ヒーターの熱が届かない部分には、ご覧のように大きな氷が出来てしまい排水機能を麻痺させる事もございます。

屋根のすが漏れ

建物内(屋根裏)から屋根の木製下地を確認すると多数の雨シミを確認、融雪ダクトと屋根板金の継手部分からの「すが漏れ」が主な原因です。

工事開始

簡易ダクト屋根雨漏り

既存の下地調整からスタートです。
先ずは、既存の簡易ダクトを解体して木製下地の状態確認や下地の調整を行います。

屋根融雪工法雨漏り

腐食した部分の屋根板金の解体や古い融雪ヒーターの撤去作業です。

屋根融雪工法排水

既存の排水管ですが、たっぷり盛ったコーキングに頼る工法で、様々な色のコーキングが確認出来ますので、過去に何度も雨漏りして補修していたようです。

簡易ダクト屋根修理

下地の調整後は屋根面に断熱材の敷き込み作業

屋根融雪工法修理

サンタックIB製 塩ビシート防水の下地です。
断熱材の上から緩衝材を敷き込み、防水シートを固定するためのディスク板を留めつけします。

外周板金淀

外周端部は板金淀の交換、塩ビシート防水の押さえ鋼板を取り付けします。

屋根融雪工法

サンタックIB防水シートの敷き込み

屋根融雪工法

簡易ダクトの電気式ヒーターの交換、これまでのワイヤー形状のヒーターではなく、熱が均等に伝わりやすい平面形状のルーフヒーターに交換しています。
ヒーターのサイズも屋根の大きさや電気代を考慮して、最適なサイズを選択しています。

屋根融雪ヒーター

断熱材の上に融雪ヒーターを設置することにより、ヒーターの効率アップと結露防止にも効果がございます。

簡易ダクト排水管

簡易ダクト部分にもサンタックIBシート防水を施工、排水管はどんな形状にも柔軟に対応可能なジャバラ形状の排水ドレンを使用します。

融雪工法排水ドレン

排水口(ジャバラドレン)はサンタックIBシートと同質の塩ビ製ですので、高温の熱で溶かして(溶着)一体化します。
コーキングなどには一切頼らない(使用しない)工法で、これ以上ない信頼性の高い工法です。

屋根排水路ヒーター

自動制御機能付きの排水路ヒーターを設置して全ての工事が完了です。

屋根融雪工法排水

排水路ヒーターは地下の排水枡までしっかり届いております。

工事完了

屋根簡易ダクト雨漏り修理

屋根全面(雪が溜まる部分)を、これまでの板金屋根(ガルバリウム鋼板)ではなく、サンタックIB製のシート防水を使用した完全防水工法で工事完了です。

屋根融雪工法雨漏り修理

防水シートの継ぎ手は全て熱又は溶着材により溶かして一体化、角部分も専用の成形材にて熱溶着する完全防水工法です。

屋根融雪工法修理

簡易ダクトの外側は雨漏りリスクの低い箇所ですので、意匠製を優先してガルバリウム鋼板で納めています。

屋根簡易ダクトすがもれ修理

簡易ダクト部分が凍りつきプールになっても一切雨漏り(すが漏れ)の無い完全防水工法です。

ビフォー・アフター

【施工前】

屋根簡易ダクト工法雨漏り

【施工後】

簡易ダクト完全防水工法

【施工前】

簡易ダクト屋根すがもれ

【施工後】

簡易ダクトすがもれ修理

【施工前】

簡易ダクト屋根雨漏り

【施工後】

屋根融雪雨漏り修理

【施工前】

屋根融雪雨漏り

【施工後】

屋根融雪工法雨漏り修理

【施工前 排水ドレン】

簡易ダクト工法排水ドレン

【施工後 排水ドレン】

屋根終雪工法排水ドレン修理

屋根の問題全て解決します。

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