札幌市北区でセキスイハイム(鉄骨造)の屋根防水リフォームと雪庇対策工事の施工事例です。
屋根は2箇所で本屋(2階の屋根)とバルコニー屋根(1階の屋根)となります。
セキスイさんの戸建て(アパート)では屋根にシート防水が施工されているケースが多く、札幌市近郊の屋根業者(板金業者)では対応できない場合が多く、弊社にお問い合わせをいただく事が多くなりましたので、今回【施工事例】としてご紹介いたします。
特に軽量鉄骨造は特殊な施工方法で、様々な知識・技術が必要な工法ですので、工事の際の注意点などもお伝えしていきます。
また、今回の屋根リフォーム工事では防水工事の他に、雪庇対策としまして弊社オリジナルの「雪庇防止ユニット」を設置しております。
工事開始
先ずは、バルコニーの手摺りを解体・清掃・下地の調整作業を進めます。
本屋のアンテナ架台は現在使用されていないので、解体します。
架台の受け鋼板に錆を確認。雨水が侵入した状態でした。
架台撤去後に下地の調整も行います
清掃・下地調整後に緩衝材を敷き込みします。
既存のシート防水の上から絶縁して新たなシート防水を被せるカバー工法となります。
1㎡あたりのシステム重量は2kg以下ですので、カバー工法での重さは全く気にする必要がないレベルです。
但し、セキスイハイム(鉄骨造)の屋根下地はALC板(軽量気泡コンクリート)となりますので、防水シートや受け鋼板などをしっかりと固定する必要があり、屋根の構造を熟知した業者でなければシート防水が風で飛ばされるなどの事故もありえますので要注意です。
弊社ではサンタックIBシート防水システムの純正品「IBエポロック」を使用しております。
2液製のエポキシ樹脂で、打ち込んだビスの周りをしっかりと固定するのに必要となります。
また、ビスと併用してアンカープラグも使用して、更にビスの引き抜き強度を高めております。
続いて、屋根下地ALC板の穴あけ作業です。
ALC板は厚さも色々とありますので、経験不足ですとALC板を貫通させてしまいエポキシ樹脂が流れてしまいますのでこちらも要注意です。
エポキシ樹脂の注入
アンカープラグの打ち込み
シート防水固定用のディスク板をビスで留めつけ
平面ディスク留めつけ作業完了
続いて外周端部の塩ビ積層鋼板を取り付けします。
弊社では外周部からの吹き込み防止処置のため先打ちコーキングを実施しております。
工事完了後には見えない部分ですが、後々屋根防水が長持ちする為の重要な工程となります。
外周の塩ビ積層鋼板の取り付け完了。
弊社の仕様では写真でもおわかりの通り、屋根の外周面に数センチほど垂れ下げる形で、雨水が綺麗に流れるように鋼板を特注加工しています。
このような、ひと手間が屋根を長持ちさせるポイントとなります。
続いて、雪庇対策工事部分に笠木の新設工事を行います。
集水レーンに塩ビ積層鋼板の取り付け
排水ドレン周りの塩ビ積層鋼板取り付け
防水下地の完了後、サンタックIBシート防水の敷き込み
サンタックIBシートの敷き込み完了
防水シートとディスク板はIH(誘導加熱)工法にて熱溶着で溶かして固定しますので、完全一体化します。ボンドのように剥がれる事はありません。
排水ドレンも改修工事用の専用製品で同質の塩ビ製となります。
こちらも熱風機による熱溶着ですので、コーキングなどは一切使用しません。
工事後の定期的なコーキングの打ち替えなどのメンテナンスも全く必要ありません。
弊社オリジナルの雪庇対策製品「雪庇防止ユニット」の取り付け部分には、高性能な片面粘着性の防水紙を貼り、徹底した雨漏り対策を行なっております。
下地処理した笠木をガルバリウム鋼板で包みます。
工場制作した「雪庇防止ユニット」を取り付けして、本屋のシート防水工事と雪庇対策工事が完了です。
続いて、バルコニー屋根の手順です。
外壁との取り合い役物を解体します。
本屋と同様に手順でに防水下地を作成していきます。
サンタックIBシートの敷き込み
外壁の取り合い納め、排水ドレンの設置など進めます。
既存の手摺り納めでは、雨水の侵入が確認されたので、手摺の基礎架台はサンタックIB製の純正品を使用します。
手摺との固定金具は1.2ミリのZAM鋼板を工場で特注製作加工しました。
手摺架台の防水包み作業。
架台は塩ビディッピングされた製品ですので、溶着作業にて完全一体化します。
外壁との取り合い部の手摺復旧
手摺受け架台に既存のアルミ手摺を復旧します。
バルコニー屋根の防水工事が完了です。
保護マットを復旧して全て完了です。
ビフォー・アフター
雪庇対策工事完了 (外側から)
【施工前】
【施工後】
【施工前】
【施工後】
【施工前】
【施工後】
【施工前】
【施工後】
【施工前】
【施工後】
【施工前】
【施工後】
【施工前】
【施工後】
【施工完了後 動画】
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