真冬の北海道でも雨が降るようになりました

⬆︎こちらの画像は真冬に大雨が降り、屋根がぐちゃぐちゃになっている様子です。
札幌市の屋根専門業者 株式会社マツモトルーフ代表の松本です。(詳しいプロフィールはこちら)
ここ数年、お客様からこんな声をよく聞きます。
「最近の北海道の冬は昔と違う…」 「真冬なのに雨が降ったり、急にドカ雪が降ったりで、雪も重く雪掻きが大変…」
今年の冬も寒暖差が激しく、屋根以外でも道路や歩道の「ツルツル路面」が何日も続き、足元が悪く怖い思いをした方も多いかと思います。
皆様のその感覚、実は間違いではありません。
私たち屋根の専門家の肌感覚だけでなく、国(気象庁)のデータが、北海道の冬が「激変」していることを証明しています。
そして、この「気候の変化」こそが、今、皆様の家の屋根にかつてないダメージを与えている最大の原因なのです。
2024年 観測史上1位。2月に「13.9度」を記録した札幌の衝撃
まずは、こちらのデータをご覧ください。
これは気象庁が発表した、2024年2月の札幌市の気温データです。


出典:気象庁|過去の気象データ検索(札幌)(気象庁データを基に当社作成)
驚くべき数字が記録されています。 2024年2月19日、札幌の最高気温はなんと「13.9℃」を記録しました。 これは2月の観測史上、最も高い気温です。
真冬にも関わらず、まるで4月のような暖かさ。しかし、翌日には再び氷点下に急降下してマイナス気温が数日続いています。
更には数日後に「ドカ雪」も降り、屋根にはとても過酷な状況なのが気象庁のデータからもご理解いただけるかと思います。
| 日付 | 最高/最低気温 | 天気 | 屋根の上で起きていること |
| 2月19日 | 13.9℃ / 2.8℃ | 雨/曇 | 記録的暖気と雨で雪が一気に溶け、屋根が「水没」状態になる |
| 2月20日 | -1.0℃ / -4.6℃ | 雪 | 溶けた水が夜間の急冷で凍りつき、排水口を塞ぐ「巨大な氷」になる |
| 2月22日 | -3.0℃ / -6.6℃ | ドカ雪(36cm) | 氷が溶けずにダム化した状態で大雪。屋根は大量の積雪に |
この「ジェットコースターのような気温差」こそが、屋根に問題を起こす犯人です。
なぜ「暖かくなること」が屋根にとって致命的なのか?
「暖かくなるなら、雪が溶けていいじゃないか」と思われがちですが、屋根にとっては逆効果です。
かつての北海道の冬は、ほぼ氷点下でした。屋根の上の雪はサラサラの粉雪(パウダースノー)のまま、凍った状態で安定していました。一般的な性能の屋根では、溶けて水になることがなかったため、雨漏り(すが漏れ)は起きにくかったのです。
※築年数が古く建物(屋根裏)の断熱性能が悪い場合には、屋根上の雪が溶けて、昔から「すが漏れ」が発生しています。

【関連記事】札幌雨漏り修理 「すが漏れ」とは?

これまでは、近年の新築戸建てのように「高い断熱性能」があれば、屋根の雪が溶ける事もなく「すが漏れ」は回避出来ると考えられてきました。

⬆︎フラット屋根(緩勾配の無落雪屋根)の「すが漏れ」状況
しかし、当社ではこれから先、そうはならないと考えています。
主な理由を以下に解説いたします。
- 異常な暖気で「大量の水」が発生 昼間の急激な暖気で、雪が溶けて屋根の上にプールのような水たまりができます。真冬に雨が降る事により、建物の断熱性能など関係なしに屋根が水浸しになる状態。(屋根上が氷点下のサラサラの状態を保てなくなった)
- 夜間の冷え込みで「氷のダム」が出現 その水が夜間や気温が氷点下の日に凍りつき、スノーダクト周辺や軒先で「氷堤(ひょうてい)」と呼ばれる氷のダムを作ります。
- 逃げ場のない水が逆流 ダムにせき止められた水は、行き場がなく水圧が掛かり、屋根板金のつなぎ目(ハゼ)から逆流し、いずれ家の内部へ侵入します。
最近では、板金屋根の継手部分の防水処理は専用テープや、折り曲げ方の施工方法(納まり)などによりかなり高性能にはなっていますが、継手(ハゼ)に少量でも水が入り氷点下になると、氷は膨張して継手を開かせるので、このような動きを何年も繰り返して、徐々に継手(ハゼ)の処理が甘くなり、過酷な環境下では、いずれ「すが漏れ」が発生するのです。(当社調べ)

⬆︎「凍結融解」を繰り返し、スノーダクトの周りに大きな氷のトンネルを形成した画像です。
【すが漏れ】の応急処置は氷のダムを撤去して屋根の雪下ろし
【すが漏れ】は、ある日突然発生することが多いです。
先ずは、屋根の状態を確認してから、屋根の先端やスノーダクト周辺に氷のダムがあるようでしたら、「氷割り」「屋根の雪下ろし」作業で一時的に雨漏り(すが漏れ)は止まります。
今回はフラット屋根(緩い傾斜の無落雪屋根)の作業動画ですが、氷を割るには「木製のハンマー」を使用します。板金屋根を傷つける危険性がありますので、決して鉄製のスコップやツルハシなどは使用しないようにしましょう。
※屋根の上は大変滑ります。雪で屋根の全体が見えずづらいことも多いので、雪おろし作業(氷割り作業)は業者さんに依頼するのを強くお勧め致します。
【すが漏れ】だけではなく【オーバーフロー】の危険性も増えています


⬆︎急激な気温上昇による雪解け水で「スノーダクト」の排水が追いつかず「オーバーフロー」する事も。。

特にスノーダクトに水溜りが出来やすい状況下では、冬はその水溜りが凍り付きますので、「スノーダクト」が溢れてしまう「オーバーフロー」事故も起きやすいので特に注意が必要です。


これらが、近年急増している気象の変化による「重度のすが漏れ」と「オーバーフロー」のメカニズムです。 もはや、北海道の屋根は「雪」だけでなく、「大量の水と氷の繰り返し」と戦わなければならないのです。
高性能で築年数が浅い住宅や、最新の工法でのリノベーション住宅でも、無落雪形状の板金屋根は注意が必要です。
【関連記事】
札幌市で一番多い雨漏り|スノーダクトからの雨漏りはなぜ起きる?その原因と修理方法を解説
無落雪屋根(スノーダクト)にヒーターを設置して「すが漏れ」が酷くなる?
気温が上がり、重雪による屋根から迫り出す【雪庇】が問題に
実は、気温上昇による屋根の問題は「すが漏れ」や「オーバーフロー」だけではありません。
粉雪ではなく水分の多く含んだ「湿り雪」が屋根に積もることにより、これまでは風で飛んでくれていた屋根の雪が、まとわり付くように徐々に屋根から迫り出して大きな「雪庇」を形成しています。
下の画像の通り、雪の層が何層にもなり、積み上がりながら迫り出しているのが確認出来るかと思います。

当社では、北海道でも群を抜く豪雪地帯の倶知安町に【屋根工法試験棟】を自社所有しており、オリジナル製品【雪庇防止ユニット】の24時間試験観察を行なっております。

⬆︎倶知安町のマツモトルーフ【屋根工法試験棟】の24時間稼働の経過観察カメラの様子

【関連リンク】マツモトルーフオリジナル雪庇対策金物「雪庇防止ユニット」専用ページ
【関連記事】札幌市近郊Y様邸 雪庇対策工事
屋根工事の「難易度」が上がっています。専門家選びが重要な理由
当社では、無落雪屋根(スノーダクトや緩勾配)屋根で、これから先【安心して長期間、雨漏りの心配なく暮らす】には、10年前と同じ「普通の屋根工事」(継手のある板金屋根)では、今の異常気象には太刀打ちできないと考えております。
最近では「ガルバリウム鋼板」を更に進化させた、高耐久の「SGL鋼板」(次世代ガルバリウム鋼板)など業界では注目されておりますが、素材(耐久性)の話ではなく、【根本的な屋根構造に変わりはない】(継手のある屋根材)と当社では考えます。
屋根の補修方法につきましても、これからはただ鉄板を張るだけ、安価なコーキングで隙間を埋めるだけ…といった簡易的な施工では、これまで以上に激しい凍結と融解の繰り返しで、すぐに剥がれ再発するでしょう。

⬆︎過酷な環境下で「コーキング補修」では、期待する効果は見込めないでしょう。
この先「屋根リフォーム工事」は、一般的なリフォーム業者さんなど「専門家以外」には荷が重い、非常に難易度の高い「専門領域」になるでしょう。
屋根の問題を知り尽くした「提案型」の「屋根リフォーム」が求められる時代になります。
マツモトルーフは北国の屋根専門業者として、本気で屋根でお悩みの方の問題を解決致します。
【結論】板金屋根のプロだからこそ言います。「無落雪屋根に板金はもう限界です」
私たちマツモトルーフは、長年「屋根板金業者」としてやってきました。 建設業許可も「屋根工事業」と「防水工事業」の2つを取得している、正真正銘のプロフェッショナルです。
板金屋根を否定するつもりは全くありません。
勾配(傾斜)のある屋根にとって、金属屋根は意匠性も良く、高耐久で素晴らしい建材です。
しかし、あえて北国の屋根に32年間携わってきたプロとして断言します。
北海道の「無落雪屋根(スノーダクト)」に、板金屋根は向いていません。
なぜ、陸屋根と言われるビルやマンションの屋上には「板金屋根」は選ばれないのでしょうか。
専門的な話をすれば、確かに建物の構造による部分が大きく関係しています。
コンクリート造(RC造)・鉄骨造(S造)では構造的に、水捌けをよくするための屋上の「水勾配」が取りづらく、「水溜りが出来ても問題ない工法」=「防水工事」が選定されます。
結論を言うと、板金屋根は「水を流す(水はけ)」ための設計であるのに対し、陸屋根は「水を溜めても漏らさない(防水)」設計が求められるため、根本的に考え方が異なるからです。
ですが、木造住宅も、先ほどご説明した通り、今の北海道の冬は「凍る」と「溶ける」を繰り返して、無落雪屋根の上は、雪解け水でプールのような状態(水没)になり、夜にはそれが巨大な氷の塊になります。

これからの無落雪屋根は、「陸屋根と同等の性能」が求められる時代です。
過酷な気象条件では、金属をつなぎ合わせただけの「板金屋根」では、この「水没」と「氷の膨張」の繰り返しに耐えられないのです。(当社調べ)
継手部分の高性能なテープやシーリングも、いずれ板金屋根の熱伸縮や経年劣化により破断します。
近年では高性能なゴムアス系の下葺き防水紙や、両面テープのような粘着性のある防水紙で2次防水を行う考え方もありますが、そもそも「板金屋根1層では不安が残る」と工事業者自ら認めているようなもんだと当社では考えます。
今、北海道の無落雪屋根に本当に求められているもの。
それは、「水を流す」ことだけを考えた屋根ではありません。
「屋根が水没しても、氷漬けになっても、一滴も通さない完全防水の技術」です。
論より証拠。こちらの写真をご覧ください。

当社施工の完全防水屋根。お客様が清掃を忘れスノーダクトが完全に水没しましたが、「一滴も漏れていません」。これが私たちが提供する「安心」です。
スノーダクト屋根の水没動画
私たちマツモトルーフは、板金の弱点を知り尽くしているからこそ、無落雪屋根には「完全防水工法」による改修を強く推奨しています。 これは、ビルやマンションの屋上と同じように、屋根全体を継ぎ目のない防水層で包み込む工法です。これなら、屋根がプールになっても水は一滴も入りません。
「何度も修理したのに、また雨漏りした…」 そう嘆く前に、その修理方法が今の気象条件に合っているか、疑ってみてください。
今の北海道の冬に勝てるのは、「屋根工事」と「防水工事」、両方の許可と技術を持つ私たちだけです。 大切なお家を「水と氷」から守り抜きたい方は、ぜひマツモトルーフにご相談ください。
※【塩ビシート防水工事】は【責任施工制度】です。(正規代理店のみ防水資材の仕入れが可能)
株式会社マツモトルーフは早川ゴム(株)【サンタックIB防水システム】の正規組合員です。
弊社を真似た類似工法(シート防水工法)にはくれぐれもご注意ください。




【結論】「異常気象」に勝てる屋根は「シート防水工法」です

マツモトルーフでは、この気候変動を15年以上前から予測して活動しています。
屋根の過酷な環境に耐えうる工法を、研究して実践を積み重ねてきました。
そこで結論付けた工法が従来の【板金屋根】ではなく、塩ビ製のシート防水を使用した
【完全防水リフォーム工法 エコルーフシステム】です。(リンク先は当社WEB専用ページです)
メーカーカタログ(PDFダウンロード可能)
- 「無落雪屋根(スノーダクト)の完全防水化(シート防水)」
【エムエコルーフシステム】専用ページ - 「雪庇対策製品の開発・試験・施工」
【雪庇防止ユニット】専用ページ
施工事例|シート防水による完全防水リフォーム工法
屋根リフォーム完全防水工法【エムエコルーフシステム】ビフォー・アフター
【施工前】◀︎○▶︎【施工後】(スライダーで左右に操作可能)
※リンク先クリックで各工事の詳細が見れます
【施工事例①】江別市T様邸|スノーダクト屋根の雨漏りと雪庇対策リフォーム
【施工事例②】札幌市北区M様邸 スノーダクト屋根「オーバーフロー」対策リフォーム工事
【施工事例③】札幌市北区でスノーダクト屋根のゲリラ豪雨対策|「オーバーフロー」と「雪庇」の問題を解決
【施工事例④】札幌市南区U様邸(旧木の城たいせつ)屋根雨漏り修理リフォーム工事|すが漏れ修理
【施工事例⑤】札幌市白石区T様邸 屋根融雪工法すがもれ修理工事
【施工事例⑥】【札幌清田区】軒天がボロボロなら危険信号!無落雪屋根の「すが漏れ」を完全解決した修理事例
屋根防水リフォーム工事から12年経過した写真と動画を公開
実際に、12年前に当社で施工した南区(豪雪地帯)の屋根は、この異常気象の中でもノーメンテナンスでの雨漏りゼロを継続しています。

⬆︎12年前に当社で「屋根防水リフォーム」と「雪庇対策」を施工した戸建です。
塩ビ製シート防水には「可塑剤」(防水シートを長期間柔らかく保つための薬品で汚れやすい性質)が含まれているため、汚れが目立ちますが性能に全く問題ありません。
定期的な「塗装」や「コーキング」など、一切必要としない「メンテナンスフリー」の工法です。
実際に12年経過した点検動画をご覧ください。
こんな症状は注意です
「ウチの屋根、この前のゲリラ豪雨でダメージを受けていないかな?」
「最近、天井からポタポタと聞こえる気がする」

⬆︎天井が膨らんでいる状態は特に注意が必要

⬆︎天井ボードや壁の柱に雨シミがある
そう感じたら、それは屋根からのSOSかもしれません。 被害が広がる前に、「北海道の屋根と気候を知り尽くした専門家」であるマツモトルーフにご相談ください。

今の北海道の天気に負けない、最強の屋根をご提案します。
【緊急な真冬の雨漏りにも対応】「自社ダンプ・重機」を完備している理由


これまで30年以上の職人経験から、【すが漏れ】はある日突然起きるケースがほとんどです。
「すが漏れが発生して屋根の雪を下ろしたいけど、捨てる場所がない…」 特に最近の札幌市内では、住宅の密集度は凄まじいと感じます。

実は、真冬の雨漏り修理で一番困るのがこの「雪の持って行き場がない問題」です。 屋根の雪を退かさないと、修理はおろか「すが漏れ」を応急的に止める事も出来ません。
当然ですが、「建物の周りに雪を落とすスペースが無いので、雪解けの春まで待ってください」というわけにも行きません。ご存知の方も多いかもしれませんが、スポットの排雪業者は即日対応してもらえないケースがほとんどです。
しかし、雨漏りは一刻を争います。待っている間も、家は痛み続けます。
だからこそ、マツモトルーフは自社で「運搬可能なダンプ」と「小型ホイールローダー」を保有しています。札幌市内・近郊は何処でも対応可能です。


私たちは、修理に必要な雪下ろしから、その雪の「即時排雪」までを自社完結で行えます。 「捨てる場所がないから工事できない」とは言いません。 重機とダンプで排雪して、すぐに屋根の修理に取り掛かる。小型重機で対応できない場合や、屋根の積雪が多く建物周辺に雪を落とせない場合には、6段クレーン付きのトラックを使用して屋根の雪降ろしを行うことも可能。


「緊急時に、いかに早くお客様の不安を取り除けるか」 私たちがコストをかけてまで重機を維持しているのは、この「完結できる体制」こそが、冬の北海道の屋根専門業者に必須の責任だと考えているからです。
■お問い合わせ・診断はこちら
屋根の問題全て解決します。
ハウスメーカーや構造は問いません。
全ての屋根修理が可能な札幌市の屋根専門業者です。
屋根のトラブル・ご相談は
屋根専門ダイヤル
011-769-9815まで
メールでのお問い合わせはこちらから
株式会社マツモトルーフ
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https://matsumotoroof.com

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