セキスイハイムの屋根防水|ソーラー脱着から復旧まで対応【札幌】

セキスイハイムのソーラーパネルを取り外した屋根と、防水後にパネルを復旧した屋根。ソーラー脱着から屋根防水までの施工事例。 無落雪屋根

【札幌市の屋根専門業者】株式会社マツモトルーフ代表の松本です。プロフィール・会社概要はこちらをご覧ください。

ソーラーパネルの取り外しから屋根防水、パネルの復旧まで。マツモトルーフが一連の工事を担当した、セキスイハイムの施工事例です。札幌市M様邸では、パネルと架台を一度取り外して屋根を防水し、既存のパネルを戻しました。パネルと架台は再利用し、架台の脚を受ける鋼板はすべて交換しています。

ソーラーパネルのある2階屋根・施工後。
屋根防水を施工し、ソーラーパネルを復旧した2階屋根。

ご相談のきっかけは、1階の屋根と外壁とのつなぎ目付近からの雨漏りでした。調査で確認した屋根全体の劣化を踏まえ、2階のソーラーパネルがある屋根も含め、防水を見直すことにしました。2026年6月に行った工事を、施工途中と完成後の実写真でご紹介します。

ご相談と調査|雨漏りしていた壁際、屋根全体の劣化

雨漏りがあったのは、1階屋根の壁際です。屋根の平らな面だけでなく、外壁へ立ち上がる防水の状態も確認する必要がありました。

工事前の排水口付近で確認した、防水部分のはがれ。
工事前の排水口付近で確認した、防水部分のはがれ。

排水口の周囲では、防水部分のはがれが見られました。水が集まる場所なので、屋根面と排水口のつながりまで確認します。

工事前の屋根面と排水口。部分的な補修跡が複数あります。
工事前の屋根面と排水口。部分的な補修跡が複数あります。

屋根面には、以前の部分補修の跡もありました。補修跡があることだけで雨漏り箇所とは決めつけず、今の傷みと、これまで手を入れた範囲を合わせて見ています。

工事前の屋根外周。塩ビ積層鋼板の表面にはがれが見られます。
工事前の屋根外周。塩ビ積層鋼板の表面にはがれが見られます。

外周の塩ビ積層鋼板にも、表面のはがれが見られました。これは防水シートを接合するための金属部材です。屋根面だけでなく、ふちの部材も含めて施工範囲を考えました。

今回の判断は、雨漏りしていた1階屋根の壁際を直し、劣化の進んだ2階屋根も含めて防水をやり直すというものです。2階屋根も雨漏りしていたという意味ではありません。症状が出ている場所と、劣化を踏まえて施工する場所を分けて考えました。

写真で見る|ソーラーの取り外しから防水・復旧まで

完成すると、見えなくなる仕事。

ソーラー脱着と屋根防水を、4段階で。

下のボタンを押すと、写真と説明が切り替わります。

ソーラーパネルのある2階屋根・施工前。工事前

1 / 工事前

この下の防水を、どう直す?

ソーラーパネルが載っているため、その下の屋根面は、この状態では作業できません。

今回は屋根全体の劣化を踏まえ、パネルを一度外す工事を選びました。

パネルと架台を外して清掃・下地調整した2階屋根。パネルを外す

2 / パネルを外す

架台も外し、屋根面を整える。

パネルを支える金属の架台まで取り外し、清掃と下地調整を行った状態です。普段はパネルに隠れる面にも手を入れられます。

このあと下地シートと固定部材を施工し、新しい防水シートを敷きます。

防水施工後の屋根へ、ソーラーパネルの架台を復旧した状態。防水・架台復旧

3 / 防水・架台復旧

屋根を防水し、架台を戻す。

屋根面から外周・排水口まで防水を施工したあと、架台を復旧します。脚を受ける鋼板はすべて交換しました。

完成すると見えにくくなる防水と脚元も、パネルを戻す前に施工します。

ソーラーパネルのある2階屋根・施工後。パネル復旧

4 / パネル復旧

パネルの下まで、新しい防水に。

取り外していたソーラーパネルを元に戻して完成です。工事前と似た全景でも、その下の屋根面と脚元は新しく整えられています。

パネルは再利用し、屋根の防水をやり直した工事です。

解説動画|パネルを外して、防水して、戻すまで

ソーラーパネルと架台の取り外し、屋根防水、パネルの復旧までを、実際の施工写真とナレーションで紹介します。雨漏りしていた1階屋根の壁際を直した工程もご覧いただけます。

YouTubeで動画を見る

2階屋根|パネルを一度外して、その下まで防水

パネルと架台を取り外し、屋根面を整える

2階屋根のソーラーパネルを一時的に取り外す作業。
2階屋根のソーラーパネルを一時的に取り外す作業。

先ずは、ソーラーパネルを一時的に取り外します。今回はパネルを処分する工事ではなく、防水工事のあとに元に戻す計画です。

パネルを外したあと、金属の架台を解体しているところ。
パネルを外したあと、金属の架台を解体しているところ。

続いて、パネルを支える架台を解体します。架台とは金属の骨組みのことです。パネルだけでなく架台も外し、屋根面に防水を施工できる状態にします。

パネルと架台を外して清掃・下地調整した2階屋根。
パネルと架台を外して清掃・下地調整した2階屋根。

屋根面を清掃し、既存防水の下地を調整しました。パネルの間の見える範囲だけで済ませず、普段は隠れているところまで施工するための準備です。

下地シートと、屋根のふちの部材を施工

2階屋根に絶縁用の下地シートを敷いた状態。
2階屋根に絶縁用の下地シートを敷いた状態。

既存の防水と新しい防水を隔てる、絶縁用の下地シートを敷きました。この上に固定部材と新しい塩ビ防水シートを施工します。

屋根の外周に塩ビ積層鋼板を取り付けています。
屋根の外周に塩ビ積層鋼板を取り付けています。

屋根の外周には、塩ビ積層鋼板を取り付けています。取り付け前に内側へコーキングを施し、防水シートを接合するふちを整えます。

ALCの下地に合わせた固定

ALCの屋根下地に、固定部材を取り付ける穴を開けています。
ALCの屋根下地に、固定部材を取り付ける穴を開けています。

M様邸の屋根下地は、ALC(軽量気泡コンクリート)です。固定部材を留める位置に穴を開け、下地に合わせた方法で施工します。

固定部分にエポキシ樹脂を注入しています。
固定部分にエポキシ樹脂を注入しています。

穴にエポキシ樹脂を注入しています。今回使用したのは、指定の2液性エポキシ樹脂です。

固定部分にアンカープラグを設置しているところ。
固定部分にアンカープラグを設置しているところ。

アンカープラグを設置します。完成後は見えなくなるところですが、防水シートを支える固定部材の取り付けに関わる工程です。

防水シートを固定する金属のディスク盤を留め付けています。
防水シートを固定する金属のディスク盤を留め付けています。

丸い金属の部材が、シートを固定するディスク盤です。シートを敷く前に、屋根下地へ留め付けていきます。

防水シートを敷き、排水口と外周までつなぐ

下地の上に新しい塩ビ防水シートを敷いているところ。
下地の上に新しい塩ビ防水シートを敷いているところ。

サンタックIBの塩ビ防水シートを敷いています。パネルと架台を外しているため、その下にあった屋根面も施工できます。

排水口へ取り付ける前の塩ビドレンと、周囲の防水シート。
排水口へ取り付ける前の塩ビドレンと、周囲の防水シート。

こちらは、排水口に取り付ける前の塩ビドレンです。取り付けたあと、周囲の防水シートと熱で接合し、水の出口まで防水をつなぎます。

IH加熱機を使い、防水シートと下のディスク盤を固定しています。
IH加熱機を使い、防水シートと下のディスク盤を固定しています。

専用のIH加熱機を使い、防水シートと、その下のディスク盤を固定します。屋根の面を覆うことに加え、シートの固定と、外周・排水口への接合まで行います。

受け鋼板を交換し、架台とパネルを復旧

新しい受け鋼板を使い、ソーラーパネルの架台を取り付けています。
新しい受け鋼板を使い、ソーラーパネルの架台を取り付けています。

防水施工後、パネルを支える架台を戻します。架台の脚を受ける鋼板は、すべて交換しました。架台全体やパネルを新品に交換した工事ではなく、使う部材と交換する部材を分けています。

架台の脚元に、さびや劣化を抑えるためのコーキングを施しています。
架台の脚元に、さびや劣化を抑えるためのコーキングを施しています。

架台を復旧し、脚元には、さびや劣化を抑えるためのコーキングを施しました。ここで使うコーキングと、屋根面を覆うシート防水は、それぞれ役割が異なります。

防水施工後、ソーラーパネルを架台に戻しているところ。
防水施工後、ソーラーパネルを架台に戻しているところ。

取り外していたソーラーパネルを、架台へ戻しています。工事後の全景では見えにくくなりますが、パネルの下の防水も新しくなっています。

1階屋根|雨漏りしていた壁際と、手すりの脚元を防水

1階屋根のアルミ手すりを一時的に取り外しています。
1階屋根のアルミ手すりを一時的に取り外しています。

1階の屋根では、アルミ手すりを一度取り外しました。屋根面だけでなく、手すりを支える脚元まで施工するためです。

1階屋根の壁際の部材を外し、下地を調整した状態。
1階屋根の壁際の部材を外し、下地を調整した状態。

壁際の部材も外し、下地を整えています。外壁と屋根のつなぎ目を、表から見える範囲だけで判断せずに確認します。

1階屋根の壁際を開いて確認した防水シートの亀裂。黄色の丸で位置を示しています。
1階屋根の壁際を開いて確認した防水シートの亀裂。黄色の丸で位置を示しています。

壁際を開くと、防水シートが壁へ立ち上がる部分に亀裂を確認しました。ご相談にあった雨漏り箇所付近です。写真は工事中に部材を外して確認した場面で、普段は隠れている部分の傷みが分かります。

1階屋根に下地シートと固定用ディスク盤を施工した状態。
1階屋根に下地シートと固定用ディスク盤を施工した状態。

2階屋根と同様に下地シートと固定用ディスク盤を施工し、新しい防水シートを敷く準備をしました。

1階の別の屋根面にも、同じ手順で防水シートを施工しています。
1階の別の屋根面にも、同じ手順で防水シートを施工しています。

1階の別の屋根面にも防水シートを施工します。屋根面ごとの形状や、設備・脚元の位置に合わせて進めます。

1階屋根の防水シートを、外壁とのつなぎ目に立ち上げています。
1階屋根の防水シートを、外壁とのつなぎ目に立ち上げています。

新しい防水シートを壁際へ立ち上げました。平らな面だけでなく、亀裂が見つかった壁とのつなぎ目まで防水を納め直すことが大切です。

内側をコーキング処理し、壁際の部材を復旧した状態。
内側をコーキング処理し、壁際の部材を復旧した状態。

内側にコーキングを施し、壁際の部材を復旧しました。屋根面から立ち上げた防水と、その上を覆う部材を組み合わせて仕上げます。

昇降用ハシゴの脚元の防水。周囲を熱で接合しているところ。
昇降用ハシゴの脚元の防水。周囲を熱で接合しているところ。

屋根へ上がるハシゴの脚元も防水します。足元の部材と周囲のシートを熱で接合し、屋根面から立っている部分まで納めます。

手すりの脚元で、防水シートを熱で接合しています。
手すりの脚元で、防水シートを熱で接合しています。

手すりは、受け鋼板をすべて交換して復旧しました。脚元の周囲も熱で接合しています。屋根面だけを新しくして、こうしたつなぎ目を残すことのないように施工しました。

工事完了|ビフォーアフター

横並びの写真は、左が施工前、右が施工後です。その下の比較画像は、中央の丸いハンドルを左右に動かせます。操作をしなくても、横並びの写真で違いをご覧いただけます。

ソーラーパネルのある2階屋根

パネルを一度外して屋根面を防水し、そのあと元のパネルを戻しました。

ソーラーパネルのある2階屋根・施工前。
施工前
ソーラーパネルのある2階屋根・施工後。
施工後
施工前
施工後
ソーラーパネルのある2階屋根・施工前。ソーラーパネルのある2階屋根・施工後。

パネルの下と架台の脚元

パネルのすき間だけでなく、下の屋根面も新しい防水になっています。架台を受ける部材も交換しました。

パネルの下と架台の脚元・施工前。
施工前
パネルの下と架台の脚元・施工後。
施工後
施工前
施工後
パネルの下と架台の脚元・施工前。パネルの下と架台の脚元・施工後。

2階屋根の外周と排水口側

屋根面から外周まで防水をつなぎ、パネルを復旧した状態です。

2階屋根の外周と排水口側・施工前。
施工前
2階屋根の外周と排水口側・施工後。
施工後
施工前
施工後
2階屋根の外周と排水口側・施工前。2階屋根の外周と排水口側・施工後。

手すりのある1階屋根

屋根面に加え、壁際と手すりの脚元も防水しました。

手すりのある1階屋根・施工前。
施工前
手すりのある1階屋根・施工後。
施工後
施工前
施工後
手すりのある1階屋根・施工前。手すりのある1階屋根・施工後。

外壁に沿った1階屋根

壁とのつなぎ目まで新しい防水を立ち上げ、壁際の部材を復旧しました。

外壁に沿った1階屋根・施工前。
施工前
外壁に沿った1階屋根・施工後。
施工後
施工前
施工後
外壁に沿った1階屋根・施工前。外壁に沿った1階屋根・施工後。

1階屋根の排水口まわり

補修跡があった屋根面から、水が集まる排水口まで施工しました。

1階屋根の排水口まわり・施工前。
施工前
1階屋根の排水口まわり・施工後。
施工後
施工前
施工後
1階屋根の排水口まわり・施工前。1階屋根の排水口まわり・施工後。

施工後の流し撮り動画|パネルの下と屋根のふちを見る

完成後の屋根を、約1分42秒の動画でご覧ください。パネルの配置と、その下の屋根面、架台の脚元、外周の仕上がりを、動きのある映像で確認できます。

YouTubeで動画を見る

パネルのある屋根も、今の状態から工事を考えます

今回は、1階屋根の壁際の雨漏りをきっかけに、屋根全体の劣化を踏まえて防水を見直しました。2階のソーラーパネルを一度外し、その下の屋根面も施工したうえで復旧しています。完成写真だけでは伝わりにくい工程も、工事中の写真と合わせてご覧いただければと思います。

代表の松本は、第二種電気工事士の資格を保有しています。この記事では、実際の屋根の状態と、今回選んだ工事、その施工過程を写真に沿ってご紹介しました。代表のプロフィール・会社概要を見る

屋根の防水を考えるときは、現在の傷みや雨漏りの場所に加え、ソーラーパネルの有無、過去の補修内容も大切な情報になります。ご相談の際は、分かる範囲で屋根の写真や補修歴をお知らせください。

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