
【札幌市の屋根専門業者】株式会社マツモトルーフ代表の松本です。
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木の城たいせつの建物は、屋根形状に特徴があり、雨漏り(すが漏れ)が起きやすいポイントがある程度決まっています。
当社へのご相談でも、特に多いのが次の2つです。
- スノーダクトが片側に寄っていて、排水が一点に集中する
- 集合煙突まわりに雨水(雪解け水)が溜まりやすく、傷みやすい
今回は札幌市手稲区N様邸で、過去にコーキング補修が繰り返された状態から、「コーキング頼みの応急処置」→「溶着で一体化する防水屋根構造」へ切り替え、雨漏り・すが漏れを根本解決した事例をご紹介します。
木の城たいせつの屋根で「雨漏り(すが漏れ)が集中しやすい2つのポイント」
※注意:すべての木の城たいせつ住宅が雨漏りする、という意味ではありません。
当社へのご相談の中で、「水が集まりやすい構造条件」が重なると、特定の2点で不具合が集中しやすい傾向があります。
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ポイント① スノーダクトが片側に寄っている(排水が一点に集中)
木の城たいせつの屋根では、スノーダクトが片側に寄っているタイプがあります。
この形は屋根全体の雨水・雪解け水が一方向に集まりやすく、スノーダクトまでの屋根の距離も長くなります。その結果、屋根先端(スノーダクト周り)やの板金の継ぎ手(ハゼ)など負担になりやすいのが特徴です。

屋根先端の継ぎ手に、コーキング補修が繰り返された跡です。
水が一点に集まる屋根形状では、このような「つぎはぎ補修」が増えるほど、次の弱点へ症状が広がりやすくなります。
ポイント② 集合煙突まわり(板金継ぎ手が多い)に水が溜まりやすい
集合煙突まわりは、屋根の中でも構造が複雑で、雨水の流れが変わりやすい場所です。
この部分は、雪解け→凍結→再び解けるの繰り返しで水が滞留しやすく、板金の継ぎ手・立ち上がり部に負担が集中します。
この部分は、コーキングで止めても水溜りが出来やすく水圧も掛かりやすいので、補修回数が増えるほど根本解決が難しくなります。

集合煙突まわりの板金継ぎ手。コーキング補修が複数回行われた跡が確認できました。
この部位は水が溜まりやすく、集合煙突からの熱伝達の影響なども受けやすく、コーキング処理では再発しやすい代表的ポイントです。
結論:この2点は「応急処置」では止まりにくい
屋根先端・集合煙突まわりのように、水が集中する場所は、コーキングの“寿命待ちになりやすいです。
当社では、溶着で一体化できる防水構造(エムエコルーフ)に作り直し、再発の芽を構造から潰します。
工事前(N様邸の状態)|「補修の積み重ね」で再発しやすい状態
当社にご相談をいただく前にも、雨漏りや雪解け時期のすが漏れが度々発生していたようで、各所で屋根の補修跡が確認できました。
また、室内天井の雨漏りによるシミも目立つようになり、天井ボードも水分で膨らんだ状態でした。

室内側の症状(天井のシミ、ボードの膨らみ等)

屋根の補修跡(テープ跡、経年劣化のサビなど)
N様邸は過去に複数回の補修が入っており、コーキング・テープなどの応急処置が積み重なった状態でした。
この段階では雨漏りの原因が複数あり、「どこか1か所を止める」よりも、水が集まる構造ポイントを一体で止める必要があります。
解決方法のご提案
今回の方針はシンプルです。
水が集まる場所を、コーキング頼みではなく“溶着で一体化する防水構造”に作り直す。
これにより、雨漏り(すが漏れ)の再発リスクを下げ、今後のメンテナンス負担も軽くできます。
更に、これまではお客様自身で屋根に上がり、年に数回のスノーダクトの清掃や、雨漏り応急処置、定期的な塗装工事などを行なっていたようですが、「年齢的にそろそろ厳しい‥」との事で、メンテナンスのラクな工法を色々と検討されておりました。
そこで、当社のオリジナル屋根防水リフォーム工法の【エムエコルーフシステム】をご提案・採用いただきました。
定期的な「塗装工事」や「コーキングの打ち直し」工事の必要ない、「メンテナンスフリー」な工法です。

メーカーカタログ(PDFダウンロード可能)
施工内容(工程)
先ずは、何度も補修工事されていた集合煙突周辺の状況を詳しく確認します。
煙突を包む板金も二重に巻かれた状態でした。

屋根の下地となる木製下地を確認。
雨シミは確認できましたが、木材を交換するほどの腐食はございませんでした。
※雨漏り等で屋根木製下地の腐食が酷い場合は、木製下地の交換が必要となる場合もございます

外周の腐食部分の既存屋根板金をカット

下地の確認・調整後に断熱材の敷き込み(高気密BⅡ規格品)

絶縁シート敷き込み後に、「サンタックIB防水シート」を部分的に固定するためのディスク板の留めつけ作業。

今後のメンテナンス(清掃作業)をラクにするため、スノーダクトの深さも大幅に浅く加工しています。完全防水工法のためスノーダクトを浅く加工してもオーバーフローの問題は皆無です。

外周端部は板金淀交換後に、防水シートの押さえ鋼板を取り付けします。

防水下地の完了

高耐久・高品質の「サンタックIBシート」の敷き込み作業

排水ドレンは150φの塩ビ製特注品を使用。サンタックIBシートと同質の塩ビ製で、コーキングなどは一切使用せず熱で溶かして一体化する工法です。

サンタックIBシートと先打ちしたディスク板はIH(電磁誘導加熱式)溶着機で固定します。

外周端部の淀と防水押さえ鋼板は、一般的な板金屋根と同じく掴み込み納めとなりますので、スッキリして意匠性にも優れた工法です。

仕上げに、集合煙突をガルバリウム鋼板で包んで、屋根リフォーム工事が完了です。

【工事完了】ビフォー・アフター ◀︎○▶︎スライダーで操作可能
【工事完了】ビフォー・アフター
【施工前】

【施工後】

【施工前】

【施工後】

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【施工後】

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【施工後】

【施工完了後 動画】
よくある質問(FAQ)
Q1. コーキング補修ではダメですか?
応急処置として有効な場面もありますが、雨水が集中する場所では長持ちしないケースが多いです。同じ場所が切れやすく再発しがちです。補修が増えている場合は根本修理が合理的です。
Q2. 木の城たいせつはどこが雨漏りしやすい?
当社へのご相談で多いのは、片寄りスノーダクト(排水集中)と集合煙突まわり(滞水+継ぎ手)です。屋根形状の条件が重なると、この2点に症状が集中しやすい傾向があります。
Q3. すが漏れと雨漏りは違いますか?
原因が「雪解け水の滞留」なのか「雨水の侵入」なのかは違いますが、木の城たいせつで水が集まる構造ポイントが共通して弱点になり、結果として症状が出るケースが多いです。
ご相談の目安
「木の城たいせつで、屋根先端や集合煙突まわりを何度も補修している」
「春先に天井にシミが出る(すが漏れっぽい)」
こうした症状があれば、早めに状況確認がおすすめです。
写真1枚でも一次判断できますので、お気軽にご相談ください。
屋根の問題全て解決します。
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