
【札幌市の屋根専門業者】株式会社マツモトルーフ代表の松本です。
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このページでできること(セキスイ系住宅のどのタイプかを判別する)
【セキスイは北海道仕様でも様々なタイプの住宅があります】
- ✅ 自宅がどの仕様か「最短で判定」できる
- ✅ 同じ仕様の「施工事例」で仕上がりを確認できる
- ✅ 間違った修理で再発しないための「注意点」が分かる
スマホのカメラでQRコードを読み取っても追加できます
セキスイ系は北海道だけでも仕様がかなり分かれます
セキスイ系(セキスイハイム・積水ハウス)は、北海道だけでも様々な仕様があります。
同じ「陸屋根(無落雪屋根)」に見えても、実は
- 構造(木造/軽量鉄骨)
- 排水(室内/外部/旧タイプの垂れ流し)
- 笠木(幅・材質・固定方法)
- 屋根の断熱仕様(直貼り・外断熱)
で、弱点も直し方も変わります。
【実例:積水ハウスの外断熱タイプでは大掛かりな下地調整が必要になることも】
まずは【セキスイハイム】/【積水ハウス】を判定
- セキスイハイム → 構造→排水で判定
- 積水ハウス → 笠木形状で判定
【セキスイハイム】の構造:軽量鉄骨と木造(ツーユー)の2種類から選択
セキスイハイム 軽量鉄骨造(ALC下地)
■ 軽量鉄骨には、外部排水/室内排水の2種類があります(排水管の位置)
🔹【セキスイハイム(軽量鉄骨)】外部排水タイプの特徴
外部排水タイプは「冬の凍結事故」がいちばん多いです
外部排水タイプ|この仕様の注意点⚠️
セキスイハイムの外部排水は、北海道だと冬にトラブルが出やすい傾向があります。
特に多いのが、排水管の凍結によるオーバーフロー(溢れ)です。
一見すると「屋根の防水が悪い」ように見えますが、実際は排水が止まって水が逃げられないことが原因で起きる事故が多いです。
なぜ凍結するのか(よくある原因)
当社の経験では、外部排水で凍結が起きやすい理由は、以下の3つです。
- アルミパイプの径が細い(60φのケースが多い)
→ 水が止まりやすく、凍結しやすい。凍結すると爆裂(破損)するケースもあります。 - 保温材(ペフ)が入っていても、ずり落ちることがある
→ 凍結を繰り返すと内部の保温材がズレて、結果的に排水詰まりを悪化させることがあります。 - 外気にさらされる構造
→ 気温が低い日はもちろん、風・放射冷却で凍結リスクが上がります。
【関連記事】(寒暖差による雨漏りについて解説)
【気象庁データで判明】その雨漏り、温暖化のせいかも?北海道の屋根を守る新常識
応急処置では限界があります
凍結して溢れるタイプは、外気温や冬の環境(寒暖差など)で「また同じ冬に再発」しがちです。
【原因が防水ではなく 排水の機能不全 だからです】
解決方法(再発させない方法を詳しく解説)
外部排水の凍結トラブルを確実に減らす方法は、次のセットです。
この組み合わせが、北海道ではもっとも再発しにくい解決策です。
何度も冬に悩まされる状態から抜け出すには、ここまでやるのが近道です
☝️このタイプで「工事前に確認しておきたいポイント」
点検や見積もりの段階で、最低限ここだけ確認すると判断を外しにくいです。
- 排水パイプの径(細すぎないか)
- ヒーターの有無(ヒーターの故障・寿命を確認)
- 保温材(ペフ)のズレ・脱落の痕跡
- 排水パイプの破損・膨れ・漏水痕がどこに出ているか
※外部排水は「防水」より先に「排水機能」を正常化しないと、同じ冬に同じ事故が起きます。
その他 セキスイハイム(外部排水タイプ)でトラブルの多い事例
施工事例(セキスイハイム 外部排水タイプ)
施工事例:札幌市南区N様邸
セキスイハイム外部排水(ソーラーあり→ソーラーパネル撤去)
施工事例①:北広島市T様邸
セキスイハイム外部排水(ソーラーなし)
施工事例②:札幌市北区K様邸
セキスイハイム外部排水(ソーラーなし)
🔹【セキスイハイム(軽量鉄造)】室内排水タイプの特徴
- 内部排水=雨水が屋根から 建物の中の配管へ落ちていくタイプ
- 外部排水と違い、外に見える竪樋がない
- 排水口が1箇所のケースが多く(屋根面積による)雨水が溜まりやすい
- 外部排水タイプと比べトラブルは少ない
セキスイハイム(室内排水タイプ)でトラブルの多い事例
☝️この仕様のワンポイントアドバイス
- 排水口が1箇所のケースが多いので、落ち葉やゴミの清掃はこまめに行いましょう。
- 経年劣化による防水シートの亀裂での雨漏りが多いですが、一時的にパッチ補修で対応可能な場合もございます。
- 外周端部に防水シートの亀裂がある場合は、雪解けが一気に進む時期に突然雨漏りするケースもございますので、雪が降る前の点検がおすすめです。
施工事例(セキスイハイム 室内排水タイプ)
施工事例:江別市S様邸
セキスイハイム:室内排水
施工事例:札幌市近郊I様邸
セキスイハイム:室内排水
施工事例:札幌市北区D様邸
セキスイハイム:室内排水(雪庇対策工事含む)
セキスイハイム 木造(ツーユー)
■ 木造(ツーユー)には、ステンレス防水/鋼板防水の2種類があります
🔹【セキスイハイム(木造)】ステンレス防水の特徴
- 片流れ形状の陸屋根になっている
- 屋根の中央付近に換気用の小屋が設置されている
- ステンレス防水には板金屋根と同じような継手(突起)があり、水溜りが出来やすい
セキスイハイム(木造 ステンレス防水)でトラブルの多い事例
☝️この仕様のワンポイントアドバイス
- 排水口まわりは一番トラブルが出やすい場所。コーキングの劣化・浮き・隙間は早めに点検
- 換気小屋(立ち上がり)まわりは水が回りやすく、汚れ・劣化が集中しやすいので要チェック
- 端部・角(入隅/出隅)は建物の動きが集まりやすく、傷みが出やすい定番の注意ポイント
- 継手(ハゼ/段差)が水が引っ掛かって水切れが悪くなりやすい(=汚れが残りやすい)ので、定期的な清掃が安心
ステンレス防水は硬い材料のため、端部・角・立上りなど“動きが集中する場所”では亀裂が入ることがあります。特に排水口まわりは要点検です。
施工事例(セキスイハイム 木造 ステンレス防水)
施工事例:札幌市白石区H様邸
セキスイハイム:木造(ステンレス防水)
🔹【セキスイハイム(木造)】鋼板防水の特徴
- 屋根全体は「塩ビで被覆された積層鋼板」ですが、継ぎ目には帯状鋼板を上から重ね貼りしているのが特徴です
- 外周の笠木は鉄骨ベースで構造が複雑なため、立上りをきれいに納めるには笠木の脱着が必要になります
- 帯状鋼板(重ね貼り)の継ぎ目に段差ができやすく、雨水が引っ掛かって流れにくい
セキスイハイム(木造 鋼板防水)でトラブルの多い事例
☝️この仕様のワンポイントアドバイス
- 帯状鋼板を上から重ねている仕様は、継ぎ目の下で劣化が進んでも外観だけでは分かりにくいことがあります。原因をはっきりさせるには、必要に応じて一部をめくって確認します。
- 経年劣化が進むと各所で塩ビ積層鋼板の被覆剥がれや浮きなどが目立ち始めます。
被覆=防水層となりますので、被覆の状態をこまめに点検するのがこの仕様の雨漏りを防ぐポイントです。 - 帯状鋼板の段差(重ね)は水が引っ掛かり、汚れが溜まりやすい構造です。帯状鋼板まわりの劣化には要注意です。
鋼板防水は目視のみでの劣化判断がしづらい工法です。雨漏りしてからご相談をいただくケースも多く、定期的な点検をお勧め致します。(総合的な判断が必要)
施工事例(セキスイハイム 木造 鋼板防水)
施工事例:札幌市南区S様邸
セキスイハイム:木造(鋼板防水)
🔹【セキスイハイム】旧アーチ形状屋根の特徴
- 屋根全体が緩やかなアーチ形状で、傾斜が緩く雨水が溜まりやすい屋根形状です
- 外周両端はパラペット形状(立ち上がり)なのが特徴です
- 旧セキスイハイムの屋根材は、シート防水ではなく板金屋根が使用されています
セキスイハイム(旧アーチ形状)でトラブルの多い事例
☝️この仕様のワンポイントアドバイス
- 緩勾配で軒先側に“水たまり”ができやすい仕様です。水が残る場所から劣化が始まりやすいので要注意。
- 水が溜まりやすい箇所は、板金屋根が腐食して“ピンホール”が出やすいです(小さい穴でも雨漏り原因になります)。
- パラペット鋼板はサビやすいポイント。端部・継ぎ目・水が当たる場所の変色(サビ汁)は劣化サイン。
- 外壁との取り合い(立上り周り)のコーキング劣化が雨漏りの入口になりやすいです。ひび割れ・剥離・肉やせは早めに対処。
- 雨漏りや“すが漏れ”が起きると、軒天ボードが腐食・剥がれに進行することがあるので、軒天の変色や浮きもチェック。
旧アーチ形状は「水たまり+端部(パラペット/外壁取り合い)」が弱点です。小さなサビやコーキング劣化のうちに点検するのが安全です。
施工事例(セキスイハイム 旧アーチ形状)
施工事例:札幌市北区I様邸
積水ハウス(リフォーム重要がある仕様は下記の3種類)
積水ハウスの屋根防水は、相談が多い仕様が大きく3タイプあります。
木造(シャーウッド)の防水仕様は、築浅が多く当社事例は少なめですが、在来工法ですので納まり自体は一般的な住宅と同じ考え方で対応できます。
🔹幅広笠木タイプ(防水直貼り)
🔹露出アングル笠木タイプ(防水直貼り/外断熱どちらも存在)
🔹アルミ製オープン笠木タイプ(外断熱が多い)
🔹【積水ハウス】幅広笠木タイプの特徴
- 笠木(パラペット天端)が幅広で、外周がどっしりした見た目
- パラペットが外側へ張り出す形状になっており、破風はオーバーハング形状
- 排水ドレンが基本1箇所で、外周端部はアングル笠木で固定されている
積水ハウス(幅広笠木タイプ)でトラブルの多い事例
☝️この仕様のワンポイントアドバイス
- 幅広笠木タイプは、まず出入隅(角)を重点的に確認・点検してください。
(シワ・浮き・ひびが出やすい部位です) - 屋根防水15年以上経過なら定期点検推奨です。限界を超えると一気に進行します。
- 屋根面だけでなく、笠木の固定部(ビス周り)の浮き・緩みにも注意してください。
- ドレン周りの清掃は定期的に行ってください。
- 「まだ大丈夫」は危険で、劣化が進むと破断は突然起こることがあります。
- 点検時に写真を撮って経年比較すると、異変に気づきやすくなります。
幅広笠木は出入隅(角)から劣化しやすい仕様です。屋根防水15年以上経過は症状がなくても定期点検を。放置すると破断は突然起こることがあります。
施工事例(積水ハウス 笠木幅広タイプ)
施工事例:札幌市手稲区M様邸
積水ハウス:笠木幅広タイプ
🔹【積水ハウス】アングル笠木タイプの特徴
- 外周端部がビス留めの「アングル笠木」で固定されている(これが一番の見分けポイント)
- 見分けるコツは笠木(屋根のふち)の形状を見ること(笠木幅は20cmほど)
- 物件によっては三角の明かり取り屋根(トップライト)が付いているケースもある
積水ハウス(幅広笠木タイプ)でトラブルの多い事例
☝️この仕様のワンポイントアドバイス
- 外周アングル笠木(ビス留め)まわりは要注意。ビス頭・継ぎ目・段差に水が溜まり、ビスの浮きがあると漏水に繋がる危険性もあります。
- 「すでにパッチ補修跡がある=過去に亀裂(破断)が出た可能性あり」。同じ場所が再発しやすいので、周囲まで含めて点検対象にしてください。
- 外断熱仕様は、経年で「入隅(角)」が浮きやすい傾向があります。シワ・浮き・割れが出やすいので角は重点チェック。
- 劣化が進むほど、補修は大掛かりになります。下地調整が増えて工事規模が大きくなるケースがあります。
アングル笠木タイプは「水たまり+端部(笠木・入隅浮き・パッチ跡)」が弱点です。
小さな浮き・シワ・変色のうちに点検すると、突然の破断や大掛かり補修を防げます。
施工事例(積水ハウス アングル笠木タイプ)
施工事例:札幌市近郊K様邸
積水ハウス:アングル笠木タイプ
🔹【積水ハウス】オープン笠木タイプの特徴
- オープン笠木(シャンパンゴールド系)で、笠木の下に隙間(空間)が見えるのが特徴です。
- 集水レーン(溝)が無いタイプで、溝に集めずに排水します。排水口は1箇所。
- 屋根全体のゆるい勾配(面)で水を流す設計になっています。
積水ハウス(幅広笠木タイプ)でトラブルの多い事例
☝️この仕様のワンポイントアドバイス
- 入隅(立ち上がり)+笠木まわりは要チェックです。水が集まりやすく、劣化が最初に出やすいポイントです。
- パッチ補修跡=亀裂の前兆あり。再発する危険性が高い状態です(経年劣化)。
- 外断熱仕様はビスの浮き・緩みに注意。様々な種類(長さ)のビスが使用されています。
このタイプは、入隅(立ち上がり)が弱点になりやすいです。
パッチ補修跡やビスの浮きが見えたら、早めの点検が安全です。
施工事例(積水ハウス アングル笠木タイプ)
施工事例:江別市T様邸
積水ハウス:オープン笠木タイプ
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