工事前の状態
工事前に屋根の現状を確認します。
外周周りの帯状の防水シートの亀裂を各所で確認。
防水シートが経年劣化で硬くなり、建物の動きや熱伸縮に耐えられなくなり破断・亀裂が入る症状です。
塩ビの積層鋼板も劣化で腐食した状態です。
積層鋼板は外周周りや集水レーン周りに使用されており、劣化症状を見極める重要な部分です。
排水ドレン周りにはコーキング材での補修跡が見つかりました。
塩ビ材と変性シリコンの相性は良く、一時的に補修するには良い方法ですが、あくまでも応急処置に過ぎませんので数年持つ修理方法とは言えません。
工事開始
資材の荷揚げから工事開始です。
クレーン付きのトラックで安全に迅速に作業します。
屋根上への資材荷揚げ作業は30分程度で終了します。
既存防水屋根の下地調整を行います。
画像は屋根上に設置された解体後のアンテナの架台です。
錆びて腐食していますので交換が必要です。
既存防水の下地調整・清掃後に絶縁シートの敷き込み
工場で特注加工済みの塩ビ製積層鋼板(シート防水押さえ鋼板)
外周の塩ビ積層鋼板(シート防水押さえ鋼板)の取り付け時には内部コーキング処理を行っておりますので、強風時にの雨や雪の吹き込みも問題ありません。
各場所に合わせた塩ビ積層鋼板(シート防水押さえ鋼板)の取り付け
セキスイハイム(軽量鉄骨造)は屋根の下地にALC(軽量気泡コンクリート)板を使用しておりますので、各部材を特殊な工法で留め付けしなければなりません。
そのままビスなどを打ち付けるだけでは、強度が出ないため抜けてしまい、強風で防水シートが飛散するなどの危険性もございます。
マツモトルーフでは信頼のおけるサンタックIB製純正のエポキシ樹脂(2液性)を使用しております。
屋根平面にディスク板を固定するための下地処理(アンカードリルで穴あけ)
2液性エポキシ樹脂の注入
アンカープラグの取り付け
ディスク板のビス固定
防水下地の完成です
集水レーンと排水ドレン周りの塩ビ積層鋼板取り付け
使用防水材【サンタックIB製】ガラス繊維入り防水シート
高耐久・高性能な防水シートで、透過性の性質があり結露しやすい北海道の環境下には最適な防水材料です。
サンタックIB防水シートの敷き込み作業
排水ドレンも防水材と同質の塩ビ製になります。
工業用ドライヤーで熱溶着にて溶かして一体化固定します。
アンテナの受け架台もサンタックIB製の基礎架台に交換
他の箇所同様にエポキシ樹脂とアンカープラグを併用してビス固定します。
塩ビ製のハット型整形役物を取り付け。こちらも熱溶着にて一体化します。
アンテナ架台の交換完了
各所出入隅の成形パッチの取り付け(熱溶着)
最後に防水シートと先打ち済みのディスク板をIH式電磁誘導加熱機械で熱溶着して、全ての屋根リフォーム工事が完了です。
セキスイハイム(軽量鉄骨造)の建物は動きが大きく、シート防水工事も動きに追従が可能な工法が最適です。
今回の工事にのようなディスク板で部分的に防水シートを固定する「機械的固定法」が、耐久性があり間違いありません。
※防水シートと下地をボンドなどで固定する「密着工法」は、シワや膨れの原因になる事もございますので注意が必要です。
工事完了(ビフォー・アフター)
【施工前】⬆︎
【施工後】⬆︎
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【施工完了 動画】⬆︎
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