江別市T様邸|スノーダクト屋根の雨漏りと雪庇対策リフォーム

無落雪屋根の雨漏りを確認 すが漏れ

江別市でスノーダクト屋根の雨漏り修理と屋根からの落雪(雪庇)の問題を解決しました。
以前に弊社の雪庇対策用金物【雪庇防止ユニット】の取り付け工事を行なった、リピーターのお客様からのご依頼で「屋根上の集合煙突付近からの雨漏りで困っている」とのご相談でした。

無落雪屋根(スノーダクト屋根)の経年劣化による問題点を確認

無落雪屋根の雨漏りを確認

現地確認に伺ったところ、築30年以上経過しているとの事で、各所で経年劣化が目立つ状態でしたが、特に集合煙突周りの屋根板金の「谷」部分に不具合が多く見つかりました。
無落雪屋根ですので、当然ですが雪が溜まりやすく、集合煙突に雪が引っかかる構造から、板金同士の継手部分から腐食が進んでいる状態です。

雨漏りの場所を調査

板金同士の継手箇所は過去にもコーキングによる補修跡が見られましたが、すでに亀裂がある状態でした。

スノーダクト屋根の雨漏り修理前

また、スノーダクト周辺の板金屋根面には水溜まりが各所に出来ており、冬には凍りつくため毛細管現象による「すが漏れ」が起きやすい構造と言えます。

スノーダクト屋根の問題点

さらに、屋根中央部分には長手に「スノーダクト」が設置されておりましたが、両端部がかなり浅く、春先の急な雪解け時期や、近年度々起こる「ゲリラ豪雨」時には「スノーダクト」が溢れてしまう「オーバーフロー」事故が心配な状態でした。

最適な屋根工事方法をご提案

以下、屋根調査後にまとめた問題点です。

  1. 屋根中央部にある集合煙突周りに「谷」板金による継手が多い。雪が引っかかり溜まりやすい。
    過去にも補修済みだが、既に亀裂が入った状態。→「すが漏れ」の危険性高く、今回の雨漏りの原因。
  2. スノーダクト周辺の屋根に水溜りができた状態。→屋根の傾斜が緩く構造的な問題。
  3. スノーダクトが浅く「オーバーフロー」の危険性あり。→構造的な問題。
  4. 屋根全体が経年劣化状態。→30年以上経過で屋根全体の見直しが必要な時期。

上記の問題を全て解決可能な弊社オリジナルの完全防水屋根リフォーム工法【エムエコルーフシステム】でご提案・ご採用いただきました。

完全防水屋根リフォーム工事のイラスト

屋根の構造(傾斜の問題や障害物等)に全く影響を受けない工法で、従来の「板金屋根」(現在はガルバリウム鋼板が一般的)ではなく、サンタックIB製の高性能・高耐久の【塩ビシート防水】を仕上げの屋根材とする、屋根がプールになっても雨漏りしない完全防水リフォーム工法です。

【雨漏り修理工事】と【雪庇対策工事】の手順を解説

具体的な工事の手順を紹介いたします。

屋根防水リフォーム工事

屋根カバー工法の事前準備

工事前に雨漏り箇所の確認と、屋根の下地となる木製下地の腐食が無いか、しっかりと確認します。

屋根の断熱処理

断熱材の敷き込み(高気密のB2規格品を使用)
仕上げの屋根材(今回はシート防水)の直下に断熱材を入れることにより、「結露」を大幅に防ぐことが可能です。

屋根のシート防水の下地

サンタックIB防水シートを部分的に固定するためのディスク板を、木製下地の丈夫な部分「垂木」に固定していきます。

屋根外断熱工法の進め方

防水下地「外断熱+防水シート固定用ディスク板」の完了

サンタックIB屋根シート防水の材料

仕上げ防水材【サンタックIB製 防水シート】

屋根シート防水リフォーム工事中

サンタックIBシートを敷き込みします

スノーダクトの水溜りを解消する工事

続いて「スノーダクト」の傾斜と深さを、工場で加工済みの厚物のガルバリウム鋼板で調整します。
工事後は完全防水工法のため、「オーバーフロー」の心配がありません。「スノーダクト」を更に浅く加工することにより、落ち葉などのゴミが溜まりづらくなるため、お客様自身による定期的な清掃などのメンテナンスがとてもラクになります。

無落雪屋根の排水口の工事

排水ドレンは防水シートと同質の塩ビ製で、コーキングなどには頼らずに「熱溶着」により溶かして一体化します。排水ドレンを含めた完全防水工法です。

スノーダクト部分のシート防水施工

スノーダクトの防水シート貼り

無落雪屋根の外周板金交換工事

外周端部は断熱材の厚みも考慮した、板金役物(カラーガルバリウム鋼板)を取り付けします。

無落雪屋根の外周の納まり

板金役物の取り付け後に外周用の防水押さえ鋼板の取り付け。
こちらの部材に防水シートを溶かして(溶着)一体化します。

集合煙突周りの雨漏り修理工事

集合煙突周りを防水シートで立ち上げ処理、雪割り小屋根もサンタックIBシートで包みます。

無落雪屋根の立ち上がり防水工事

外周立ち上がりと笠木を含む全ての屋根面をサンタックIBシートで包みます。

屋根の雪庇をガードする工事

建物正面は雪庇対策済みでしたが、既存の「雪庇防止ユニット」を一旦取り外して、新たに木製の下地を組みます。

無落雪屋根の雪庇対策工事

立ち上がり部分のシート防水施工。

集合煙突の板金補強

集合煙突をガルバリウム鋼板で包む、補強+止水工事です。

無落雪屋根の集合煙突を板金で補強

集合煙突の板金(ガルバリウム鋼板)包み完了

サンタックIBシート防水のIH式電磁誘導加熱

防水工事の最後に先打ちしたディスク板とサンタックIB防水シートの固定は、IH式電磁誘導加熱式の専用機械で熱溶着します。

続いて【雪庇対策工事】の手順

雪庇対策工事の途中

新たに製作した木製下地(笠木)の上に、片面粘着性の高性能防水紙を貼ります。

雪庇をガードする工事

笠木をガルバリウム鋼板で包みます。

雪庇を軽減する金物を設置

【雪庇防止ユニット】を復旧します。

マツモトルーフ製の雪庇防止ユニットの設置

以上で【防水リフォーム工事】と【雪庇対策工事】全ての工事が完了です

マツモトルーフ製の雪庇金物を設置

外周板金と屋根平面の防水シートの取り合いはすっきりと確実に納まります。
板金屋根工事と防水工事を融合したハイブリッド工法です。

排水ドレンの工事完了

排水ドレン部分も塩ビ管の熱溶着処理により溶かして一体化していますので安心です。
仕上げにストレーナー(ゴミ避け)を設置します。

雪庇対策工事の完了写真

建物正面は【雪庇防止ユニット】による落雪対策

工事完了【ビフォー・アフター】※ ←○→スライダーで操作可能

無落雪屋根の工事前の状態無落雪屋根の工事の状態
集合煙突の工事前の状態集合煙突の工事後の状態
スノーダクト屋根の工事前の状態スノーダクト屋根リフォーム工事完了
スノーダクト雨漏り修理前スノーダクト屋根雨漏り修理後
スノーダクト屋根の工事前スノーダクト屋根の工事後
無落雪屋根の工事前無落雪屋根の雨漏り修理後
スノーダクト修理の工事前スノーダクト雨漏り修理後
すがもれ対策工事前すがもれ対策工事後

【エムエコルーフシステム】の詳細はマツモトルーフwebサイト内の専用ページでご覧いただけます。過去の施工実績が多数で、10年以上経過した状態もご覧いただけます。

北海道の落雪屋根(スノーダクト)屋根リフォームには「すが漏れ」と「オーバーフロー」の問題を全て解決出来る【エムエコルーフシステム】がお勧めです。
※類似工法にご注意ください。
マツモトルーフは早川ゴム(サンタックIBシート防水)の正規代理店です。

雪庇でお困りでしたら、屋根からの雪庇をガードする【雪庇防止ユニット】をご検討ください。

屋根の問題全て解決します。

屋根のトラブル・ご相談は
屋根専門ダイヤル
011-769-9815まで

メールでのお問い合わせはこちらから

株式会社マツモトルーフ
ホームページはこちら
https://matsumotoroof.com

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